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テレワークがもたらす真のメリット

  • 執筆者の写真: roical
    roical
  • 2020年3月17日
  • 読了時間: 4分

こんにちは!三上です。

新型コロナウイルスが世界中に猛威をふるっているなか、各業界業種ではテレワークの導入が急速かつ半強制的に進んでいるのではないでしょうか?


そこで今回は、私が考えるテレワークがもたらす真のメリットについて述べていきます!


まず皆さん、テレワークとはtele(離れた所)+work(働く)という造語ですが、テレワークによるメリットはどんなことを思い浮かべるでしょうか?


・・

・・・はい。


一般的には、①通勤時間の短縮、②働きやすさといった柔軟な企業イメージの醸成、③業務コストの削減などをイメージされるのではないでしょうか?(会社目線、社員目線ごちゃまぜですが…)


しかし、私が考えるテレワークがもたらす真のメリットは別にあります。


それは、コミュニケーションのハードルを限界まで下げまくることによって、良いチームが作れることです。


少し想像してみましょう。

例えば誰かに話しかける際『その人に会いに行き、状況を判断、声をかける。』少なくともこれだけの物理的・心理的なハードルをクリアしなければなりません。

話しかけられた相手の目線に立つと『いまお時間宜しいですか?』と声をかけられた瞬間に集中が途切れてしまいます。更に、幾つかのハードルを超えて話しかけた相手の反応が悪ければ、次に話しかけるためにハードルは更に多く高くなります。


このようにハードルが多ければ多いほど、高ければ高いほど、徐々にコミュニケーションの頻度は減り、やがてチームに綻びをもたらします。コミュニケーションが上手くいかないチームはミスが爆発的に増えていきますからね。



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ハインリッヒの法則でご存知のように、小さなミスや淀みはやがて大きな問題を招きます。


これらの対策のために従来取り入れられてきたのが【ほうれん草(報告・連絡・相談)】ですね。しかし、これはもはや死語のようです…。

それはなぜか。報告や連絡というのはコミュニケーションのハードルが高いからです。的を射ていない報告や何気ない連絡をされたら『もっと整理してから報告して!』とか『ちゃんと考えてから連絡して!』なんて言い返したことありませんか?それらがコミュニケーションのハードルを高めています。本当なら伝えるべき情報も、そのハードルの高さ故に伝えないことを選択させているのです。


そこで生まれたのが【雑草(雑談・相談)】です。雑談はどんな話でもいいですよね。昨日あった嫌なこと、これから行く旅行の計画、ふと思った仕事の話、なんでもいいんです。雑談のハードルは高いですか?確実に低いですよね。

人間は機械と違い、感情や体調に左右される生き物です。嫌なことがあれば元気がなくなり、嬉しいことがあれば元気になります。仕事とプライベートは完全に連動しています。調子が落ちている人に難しい仕事を与えるのは上策ですか?その人の感情や体調が手軽に共有できれば様々なミスを未然に防げると思いませんか?雑談は圧倒的にコスパの良いリスクマネジメントツールともいえますね。


さて、なぜテレワークがそんなコミュニケーションのハードルを限界まで下げられるのでしょうか?


テレワークの実現にはICTが必須だと考えているので、slackなどのチャットツールを使う前提で話を進めます。


テレワークは互いに離れた所に居るので『会いに行く』という物理的なハードルが存在しません。『相手の忙しさへの気遣い』『声のかけづらさ』などの心理的ハードルも存在しません。


slackなどのチャットツールでは、チャット感覚で気軽にコミュニケーションがとれますし、その返信のタイミングを相手に委ねることができます。また話題ごとに必要なメンバーを決めてチャンネルを作れるので無駄なく話しやすい空間を作れます。(LINEではメッセージの流れがあるので、話の流れと違う話題を出せないことがあります。)よっぽどの緊急時でない限り十分事足ります。ある意味、顔を合わせて話さないと内容を伝えられないという状態は非常に危険な状態ともいえますね。


つまりテレワークがもたらす本当のメリットは、

①テレワークを支えるICTを利用できる状態になる=変化に対応できる人材・チーム

②綿密なコミュニケーションがとれる=ミスの少ない良いチーム 【変化に対応できる良いチーム】 これがテレワークがもたらす真のメリットだと私は考えています。


様々な工夫を凝らしスピード感をチューニングしたチームって良いチームに決まってますよね。そんな良いチームが提供するサービスってお客さんにとっても良さそうですよね。


良いチームは人や社会のために最大限チカラを発揮できる。


もしかすると、こっちがテレワークの本当のメリットなのかもしれませんね。



 
 
 

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